【動画概要】
皆さんは J. Robert Oppenheimer(ジェイ・ロバート・オッペンハイマー)という人物をご存知でしょうか。
引用元:https://youtu.be/TpX89DHbNPo
彼はアメリカの物理学者であり、理論物理学や核物理学の分野で非常に重要な役割を果たした人物です。1904年にアメリカ合衆国で生まれ、1967年に亡くなりました。
オッペンハイマーは、第二次世界大戦中の1940年代におけるマンハッタン計画において、世界初の核兵器である原子爆弾の開発を指導した重要な人物です。この計画の目的は、アメリカが原子爆弾を開発してナチス・ドイツより先に戦争を終結させることでした。その後、ナチス・ドイツが降伏した後も計画は続行され、1945年8月6日に広島に、そして8月9日に長崎に対して原子爆弾が投下されました。これにより日本は降伏し、第二次世界大戦は終結したのです。
しかし彼は、この日本への原爆投下により、多くの人々の命を奪ったことや、核兵器がもたらす破壊的な力に対して、懸念を抱くようになりました。そして、原子爆弾の使用と核兵器の開発に対して反対姿勢を示すようになります。特に、より強力な威力を持つ水素爆弾(H爆弾)の開発には強く反対しました。水素爆弾の開発が核兵器の拡散を刺激し、世界の平和と安全に対して脅威をもたらす可能性があると考えたのです。
彼の反核兵器の立場は、科学者としての倫理観と科学的な知識に裏打ちされたものであり、その後の核軍縮や軍縮条約にも影響を与えました。
この動画では、オッペンハイマーが反対した水素爆弾について、原子爆弾との違いを踏まえながら解説されています。核兵器の破壊的な威力に対し、海外の方からも多くのコメントが寄せられていましたのでご紹介いたします。
(原子爆弾は核分裂によってエネルギーを放出。水素爆弾は核融合によってエネルギーを放出。水素爆弾は原子爆弾よりもはるかに強力で破壊的なんだそうです。)
【海外の反応】
1:海外の反応
・冷戦を乗り越えてここまで来たのは不思議だ、水爆は狂気じみているよ。
2:海外の反応
・ツァーリ・ボンバは実際には2倍の威力を持つように設計されていたんだ。しかし、ソ連はそれを投下した爆撃機の乗組員が逃げるのには強力すぎると心配して、半分の威力のコアしか入れなかったんだ。それでもその爆撃機は辛うじて逃れたぐらいの破壊力。恐ろしいよね。
※ツァーリ・ボンバ(Tsar Bomba)…1961年にソビエト連邦によって開発・実験された世界最大かつ最も強力な核爆弾。出力は約5000万トンのTNT換算(50メガトン)で、人類が作り出した爆弾の中で最も強力なものの一つ。
3:海外の反応
・情報が得られる一方で怖さも感じるね。ゾクッとするよ。
4:海外の反応
・核爆発が現実に起こった場合、誰も無傷で逃れることはできないでしょう。水素爆弾の威力は広島や長崎の何倍も強力です…。
5:海外の反応
・H爆弾💣が作られたのは、他の国々に対抗するためという目的だけなのかな?
6:海外の反応
・既に核融合に依存した水素爆弾が存在しているのに、なぜまだそれをエネルギー源として利用できていないんでしょうか。核分裂による発電は実用化が進んでいて、既に商業的に使用されているのに…。
7:海外の反応
・水素爆弾は、従来の兵器とは異なり、炭素の排出や有毒化学物質はないんだよね。
8:海外の反応
・爆弾はやめてください!爆弾を禁止してください!
9:海外の反応
・核爆弾はもう二度と使用してはならないです。被爆国からの祈りです…。
10:海外の反応
・水素爆弾(H爆弾)を爆発させるためには原子爆弾(核分裂爆弾)が必要ですよ。
→そうですね。水素爆弾は、核融合によってエネルギーを生み出すため、高温と高圧の条件が必要です。この高温と高圧を発生させるためには、核分裂反応を起こす原子爆弾が爆発することで非常に高いエネルギーを発生させ、それによって水素爆弾の中にある水素同位体(デューテリウムとトリチウム)を核融合させます。核融合によってさらなるエネルギーが放出され、膨大な破壊力を持つ爆発が起こります。
つまり、水素爆弾は核融合と核分裂の両方の反応を組み合わせて爆発させることで、驚異的なエネルギーを生み出すのです。
→恐ろしいですね。
核融合はまだ技術的な課題を抱えており、実用化までには時間がかかっているということです。核融合は非常に高温と高圧の状態を制御する必要があり、そのためには複雑な技術とエネルギーが必要です。今後の技術の進展に期待される分野ですが、現在は実現には至っていません。
コメント